ADHDだった少女のその後

ADHDと診断されて早10年

HOMEという少女漫画を読んだ【ネタバレあり】

最近体調を崩して家で寝ていたりした。

その際、いくつか漫画や本を読んだ。

kindle umlimited一気読みしたのはこちらのHOMEという少女漫画。

 

 

HOME  1巻

HOME 1巻

 

 

レビューも見当たらないので面白いのかは分からないが、とりあえずたくさん無料で読めたから読んだ。

主人公は家出少女の女子高生サチと二重人格のイケメンリョート。

リョートの管理しているアパートにそれぞれ家庭に事情を抱えた少年少女が4人住んでいる。

 

最初はドタバタコメディだが、段々とストーリーは優等生キャラのリョートと悪いオトコキャラの「リョーくん」との二重人格問題で、リョートが苦しむ展開に。

リョートの中の二人の人格の問題の解決は、彼女であるサチにかかっている、という彼氏彼女の事情的な漫画になっていく。

 

この漫画はまだ未完で、気になる展開で新刊を待つ形になっている。

 

この「HOME」という漫画は、どうもWebで公開されていたものらしい。

文字も、普通の明朝体ではなくゴシック体みたいな感じ。

 

ちょっと絵は粗いけど、絵は可愛いし、ラブラブ描写ではキュンキュンが楽しめた。

優しいリョートと、ちょいワル男で強引なリョーくんの間で心が揺れてしまう、というのは少女漫画では超王道の展開なのだが、やはり王道だけあって、読んでいて楽しい。

 

あと、この漫画の魅力は、キャラにイケメンが多い、というかイケメンしか出てこないということだと思う。

一緒に住んでるリョートはもちろんイケメン。同居人のチビの健介もイケメン。主人公のサチの兄もイケメン。イケメン兄の家庭教師もイケメン。同じアパートに住んでるバンドマンもイケメン。同じアパートに住んでる美大生もイケメン。リョートのカウンセリングをする先生もイケメン。ほとんど出てこないけどリョートの学校の友達もイケメン。

 

イケメンパラダイスですか?というくらいイケメンが多い。

女性キャラも可愛い、美人キャラが多いのだが、男キャラのイケメンの多さに圧倒されて目立たない。

(勝手な邪推だが、作者はBLが好きなのではないだろうか。

同性愛者は話には出てこないのだが、可愛い系イケメンが多かったりするあたりも、なんとなく腐女子を感じる。)

しかも、このイケメンパラダイスで、主人公が大事にされ、モテるのである。

本人にモテ自覚がない、というところもまたミソである。

特別可愛いわけじゃないのにモテる努力もせず、みんな勝手に私の魅力に気づいてくれる、というのは女の子にとってオイシイ展開だ。

主人公に感情移入できる人は楽しいと思う。

 

ただ、作品を読んでいて少し気になったことがある。

それは、リョートもサチも学年一の優等生設定のはずなのだが、勉強している描写が出てこないことである。

しかも、リョートは学校にも行き、アパートでの家事も人より多くこなし、夜は父のバーを手伝っている。

勉強する時間はなさそうなのだが、なぜか彼は「学年一の優等生」である。

サチはリョート程忙しくはなさそうだが、勉強している描写は一切出てこない。

たまに出てくる一人の時間の描写は「物思いに耽ってボーッとしている場面」である。

二人とも、部活をやっている描写もない。

 

百歩譲ってサチは実はこっそり勉強しているとしても、リョートの方は本当に勉強する時間がないと思う。

にも関わらず、学年一の成績を維持しているのだとしたら、これはかなりの記憶力や理解力の持ち主ではないだろうか。

今、彼らは高校3年生で、本来ならば受験真っ盛りの時期のはずである。

 

はっきり言って、ホテル行ってる場合じゃない。

ヤってる時リョートかリョーくんか分からなかったとか言って泣いてる場合じゃない。

 

中学の時学年一の成績を維持していたサチの進学した高校なので、進学校であることは予想できる。

しかし、不自然なくらい受験や、その先の進路の話が出ない。

リョートは父親から大学進学を勧められるシーンがあったが、それ以外は特にない。

 

みんな、惚れた腫れたの話ばかりだ。

 

高校生としての生活に、リアリティがないのである。

 

実は、これは少女漫画にたまにあることで、一時期大ヒットしたピーチガールも恋愛のことしか頭になくて引くくらいだった。

 

 

そういうところが、話が少し薄っぺらく感じた。