ADHDだった少女のその後

ADHDと診断されて早10年

私にヲチされているあの子について

一度だけ、自分の悪口をネットで書かれているのを見つけてしまった事がある。

 

その夜は、なんだかとてもイライラしていた。

過去に言われた一言に腹が立って仕方なかった。

その発言をした本人は、SNSで何か問題発言をしていないか。

何か見つけたら、炎上させてやる、と思った。

 

ツイッターでその人のフルネームを検索してみたら、本人のツイッターが出てきた。

しめた、発言遡って晒し者にしてやる。

そう思ってクリックしたものの、残念ながら鍵付きであった。

 

コイツのフォロワーに、私の知り合いはいるのだろうか。

そう思って、フォロワーを探った。

 

その中に、見覚えのあるアイコンがあった。

そのアイコンは、私のラインの友だちの中にもあった。

 

あの子、ツイッターやってたんだ。

 

名前はHNだったが、すぐにピンときた。

彼女のツイッターを開き、ツイートを遡っていく。

彼女は、一時期一緒の店で働いたことがある、先輩の立場の人だった。

ツイートは、かつて私と働いていた店のことへと遡っていった。

 

その頃から、トゲのある発言が目立っていく。

 

「新しくきた派遣、本当に使えない。口の利き方がなってない。」

「うちのおばさん社員、イライラがハンパないんだけど。」

「あの人、本当に店長経験者なの?全然動けないじゃん」

 

その他、店だと分かるような内装の写真も見つけてしまった。

本名がわかるような写真や、顔写真も載せている。

炎上してもおかしくないようなツイートの数々を見つけてしまった。

 

ギョッとしながらも、怖いもの見たさでツイートを遡っていく。

ついにツイートは、私と一緒に働いていた時期まで遡る。

そこで、見つけてしまった。

 

「〇〇店のエリカちゃん、本当使えない。イライラ感半端ないんだけどあの子」

 

おい。

おいおいおい。

おいおいおいおいおいおいおい。

 

私の事書いてるし。

しかも名前出し。

本名出し。

 

スマホをスライドさせる手が止まった。

そして一瞬頭を真っ白にさせたあと、冷静になって、怒りが湧いてきた。

 

信じられん。

 

放っておくべきか、とも考えたが、やはりここは何か一言言ってやらないと気が済まなかった。

あの〇〇店のスタッフの中で、エリカという名前は一人しかいない。

見る人が見れば、「エリカちゃん」が私の事を指している事は分かるのだ。

インターネット上で、「〇〇店」の「エリカちゃん」は「使えない」というワードが残り続けるのだ。

それが、とても嫌だと思った。

今すぐ消して欲しい。

 

そんなわけで、彼女の連絡先はラインにあるので、今すぐ削除して欲しい、という怒りのラインを送った。

結局すぐに謝罪の言葉が来て、ツイートは削除された。

もう辞めた店なので本当はどうでもいいが、一応炎上する可能性があるようなツイートの削除も促した。

 

本当は、2chの馬鹿晒しスレとか、に晒しても良かった。

捨てアカウントを作って、「お前の事は知っているぞ、〇木〇美」みたいに脅しても良かったかもしれない。

会社に通報してもダメージが大きかっただろう。

 

でも、そうしなかったのは、一応仕事教えてもらったり、理不尽なクレームから庇ったりしてもらった恩があったからだ。

ツイートでこんなに悪口を言っているのは驚いたが、一緒に働いているときの印象は、お人好しで、何かをいつも我慢しているような感じだった。

人手不足の中、まだ実力が足りないにも関わらず上の立場に担ぎ上げられて、彼女もストレスが溜まっていたのだろう。

 

とはいえ、私はとても腹が立った。

 

こんな事があっても彼女はまだツイッターに鍵を付けない。

暇なのか、結構よく更新するし、プライベートな事も書く。

 

私に未だヲチされていることにも気づかずに。

〇〇なんて治安の悪い土地に引っ越すのか、やっぱり金ないんだなあとか思われているのも知らずに。

 

こういうことがあって、私にはまた一人、呪いをかける人物が増えた。

また私の働いていた〇〇店のスタッフで飲み会する事はないかな、と思ったりする。

彼女の上の立場の人に、彼女の炎上ネタのツイートのスクショを見せたり見せなかったりして脅したら楽しそうだな、とたまに妄想したりする。